2025年4月25日
第194回ひとくち英会話です。
本日のテーマは「東京大空襲の非人間性は今も続く」です。
担当は永田順子です。
80年前の1945年3月10日。東京の下町一帯はアメリカののB29爆撃機、300機の攻撃で火の海となりました。約10万人の民間人が死亡したと言われています。空襲は東京だけではなく北海道、横浜、名古屋、大阪、鹿児島などの多くの主要都市で続きました。地上戦が行われた沖縄では、4月から6月にかけて、守備隊10万人と民間人10万人が亡くなりました。
アメリカ以外の空爆は主なものだけでも、ナチスドイツの1937年のスペイン北部のゲルニカ空襲。38年から43年の日本軍による重慶絨毯爆撃。第2次大戦の連合軍(アメリカとイギリス)による43年のドイツ、ハンブルク空爆と45年ドレスデン爆撃等々、空爆により多くの死者が出ていることは言うまでもありません。
60年前には、アメリカはベトナム戦争でB52による爆撃やナパーム弾を使用しました。35年前にはアメリカは湾岸戦争で巡航ミサイルによるピンポイント爆撃を行いました。
そして今日、ロシアとウクライナのドローンなどハイテク兵器による攻撃。イスラエルによる空爆のガザ攻撃。おぞましい民間人への攻撃は止むことはありません。国際社会は停戦を促す努力をしていますが、今なお攻撃が続いています。
爆撃 bombing
東京大空襲 great air raid/air strike on Tokyo巡航ミサイル cruise missile