第191回ひとくち英会話です。担当は西井です。
皆さま、こんにちは!お元気にお過ごしですか?今回もここバンクーバーから「カナダ気まま生活」と題してゆる~く書かせて頂きますのでどうぞよろしくお願いいたします。
今回はカナダと日本の医療についてお話ししたいと思います。早速ですが、先日カナダの友人が手術の為に日本に来ました。友人は元々日本人ですが、今はカナダ市民としてバンクーバーに住んでいます。カナダは二重国籍が認められていますが、日本は認められていないので、友人は日本の健康保険証がなく、手術代は実費ですが、日本の医療の迅速な対応や入院中のケアはカナダと比較にならないくらい素晴らしく、言葉の壁もないので安心との事で日本での手術を決めました。友人が手術をしたクリニックは基本日帰りなのでその日にホテルに戻ることができ、術後の経過も良く、翌日には外でランチをしたりお茶を飲んだりしました。
カナダは市民や移民であれば、医療費は無料で処方箋のみ実費なので、その点は素晴らしいのですが、例えば手術をする為に長い順番待ちをしなければなりませんし、出産は確か出産後、その日か次の日に赤ちゃんを連れて帰宅します。病気の内容にも依るとは思いますが日本なら、多分暫く入院になる様な病気もカナダでは割と早く家に帰されます。しかしながら、日本での長期の入院や大量の薬漬けなどを考えると、同じ病気でも自分の家で自分のペースで自由に過ごしていているカナディアンの回復の方が早い様に感じられるのは私だけでしょうか?しかしながら、日本の看護婦さんは皆親切で優しく、ナイチンゲールとは日本の看護婦さんの事を言うのではないかと思うほどで、やはり日本の医療は素晴らしいですし、実際今回友人が行ったクリニックは海外からの患者さんも多数来るようです。なので、一長一短であとは個人の選択ですね。
でも、いずれにしても病気とは無縁でいたいものです。私も年齢的に頭のてっぺんから足の先まで見事にスローダウンしています。記憶、視力、聴力、皮膚、体重減少などなどで、時々それらの事で上手く働かない身体にイライラしてしまう事があり、病院で見てもらうと全てが加齢と言う診断で一掃されてしまいます。重大な病気よりは勿論良いですが、人間は死ぬまでには段階があることに笑えてしまい、あんなにキラキラしていた自分は見る影もなく消え去り、そして現実を受け入れていくことを学び、この年齢になってやっとこの世のからくりが見えて来て、色々な事が身に染みて、あの世に帰る前に全ての事柄はお蔭様を知る為の出来事だったのだと気づけたことにほっとしています。
病は気からと言いますが、妄想癖のある私は、遠い過去からの自分の凝り固まった考え方や行動が思い癖となり病気に現れ、それは神様から「おいおい、そろそろ気がつけよ、あなたの次の未来の為に」と知らされているサインの現れの様な気がしています。そして身体は神様からお借りしたこの世を生きぬく為の大切な乗り物なのだと気づかされました。なので、スムーズに動かない身体に文句を言う事はやめて、私の魂を生かす為に毎日休む事無く働いてくれている身体様に対し「ありがとう」を言っていこうと思います。
それでは、見飽きたYouTubeをOFFにして今から太陽さんの光を浴びに散歩に出かけます。では、行って来ます!皆様も良い一日をお過ごしください!
二重国籍(dual citizenship)
健康保険証(health insurance card)
処方箋(rescription)
順番待ちリスト(waiting list)
加齢(aging)
医療費(medical expenses)
一長一短(pros and cons)
などなど(and so on)
診断(diagnosis)