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第188回ひとくち英会話

第188回ひとくち英会話です。

担当は熊谷です。

今年7月、紙幣が20年ぶりに新しいデザインになりました。新しい1万円札の「顔」は、渋沢栄一。「近代日本経済の父」とか「日本資本主義の父」と呼ばれる人物です。

数年前、とある見学会に参加して、北区の飛鳥山公園にある渋沢栄一の史料館に行った時、そこに「田園都市案内」という冊子が展示されていました。その時にとったメモをもとに、今回はこの冊子について紹介しましょう。

この冊子が発行されたのは1924年。そう、今からちょうど100年前です。中身は「田園調布に土地を買って住みませんか?」という消費者向けのパンフレット。渋沢栄一が提唱した「田園都市構想」を具体化したものです。当時、急激に東京の人口が増え、田園調布を開発して街づくりを進めようとしていたのでしょう。

巻末には、田園都市構想のメイン路線となる「目黒蒲田電鉄」が主役の「田園都市交通路線図」が載っています。今では目黒線と多摩川線に分かれてしまいましたが、100年前は、目蒲線あっての田園都市構想だったのです。

「路線図」には次のように駅名が記されています。「目黒→ふどうまへ→むさしこやま→せんぞく→おほおかやま→おくさは→てうふ→たまがは→むさしまる古→うのき→下まる古→むさしにった→やぐち→蒲田」。西小山駅はまだなかったんですね。

この路線図の「せんぞく」と「てうふ」の駅周辺が「田園都市」と書かれ、斜線のひかれたエリアになっています。当時は洗足周辺も田園調布のような街にするつもりだったのでしょうか?

他にも武蔵小山のそばに「府立八中」、大岡山に「高等工業」、多摩川に「多摩川園」、武蔵新田と矢口の間あたりに「競馬場」と書かれています。

うーん、よく分からないものもあるなあ。

紙幣:bill

資本主義:capitalism

路線図:route map

消費者:consumer

競馬場:racetrack

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